白髪染めでできる『限界の明るさ』ってどれくらい？
みなさんこんにちは！
Ash練馬店スタイリストの面谷です。
白髪染めの施術の時によく言われるのが
『明るいと白髪が染まらない』
『この明るさなら染まる』
等と言われる事ありませんか？
今回はその白髪が染まる
限界の明るさについて
お話していこうと思います。
是非参考にしてみて下さい！
まず色には明るさがあり
その明るさを表現する色調の事を『トーン』と言います。
髪色のトーンは
1トーン〜20トーンまでで表現しています。
トーンが低ければ低い程暗く
トーンが高ければ高い程明るくなります
1トーンが真っ黒。
20トーンが真っ白です。
カラーチャートで見るとこんな感じです↓↓
6トーン〜19トーンまでしか入ってないですが
（笑）
これに彩度（色味）を加えるのがヘアカラーです。（ピンクとかアッシュとか）
今回の本題である
いわゆる白髪染めで『しっかり』染まると言われる明るさは
大体8トーン〜9トーンくらいです。
このくらいのイメージです↓↓
これくらいの色よりももっと明るくしたい！
そういった場合には
白髪が染まらないか染まりづらくなる訳です。
例えばこんな感じです↓↓
こんな色にしてみたい人は
実はとっても多いんです。
でも美容師さんに見せても
『白髪が染まらない』と言って断られてしまうケースがほとんどです。
でも面谷はこう考えます。
白髪がある方でも
こんな感じの色にしてみたい場合は
した方が良いです。
え？
でも白髪染まらないでしょ？
染めなくて良いのです。
え？って思う方がいると思いますが
染めるのではなく
目立たなければ良いのです。
例えば！
この方のカラーの場合
実はこの方白髪があるお客様です。
全然そうは見えないですよね？
でも染める前と後はこんな感じなのです。
実はこちら
白髪染めを全く使っていません。
理由は簡単です。
白髪染めを使うと
希望の明るさにできないからです。
でも全然気にならないですよね？
今回は仕上がりを10トーンくらいにしたかったので
色の鮮やかなを綺麗に出す為
『ハイライト』を使って1度ベースの色を明るくします。
トーンは最低でも
14トーン〜15トーンくらいまで明るくします。
ハイライトは1度このくらいまで明るくします。
ちょっとビックリしますよね笑
でもご安心下さい！！
その後また再度ヘアカラーをして
全体的に10トーンくらいの明るさに仕上げます。
色味は赤みやオレンジ味が気にならない
アッシュ系やグレー系を使います。
そのようにしてこのデザインカラーが完成します。
ちなみにハイライトを入れたのは希望の明るさにする為もあるのですが、もう1つの目的は
白髪を分かりづらくする為に入れています。
生え際や分け目を中心にハイライトを細かく入れ、それに合わせたベースのカラーの組み合わせで
白髪染めを使わずに白髪が気にならなくなるようになる色味にしたヘアカラーです。
白髪染めを使っていないので
次のカラーで明るくする事もできますし
地肌にカラー剤がそこまでべったりつかないので、
頭皮が弱い方や頭皮のダメージにも良いです。
ポイントは白髪を染めているのではなく
気にならなくなるように染めている事です。
こうすれば白髪染めの限界の明るさよりも
明るく染める事ができます。
逆に言えば希望の明るさが8トーン以下。
仕事等で明るくできない方。
こう言った方は白髪もしっかり染まり、希望の明るさになる白髪染めの１番明るい色で染めるのが１番オススメです。
『白髪染め』と言うワードでやりたいカラーができない方。
思った色にならない方。
是非今までの常識を捨てて、新しいカラーに挑戦してみましょう☆
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